通信制高校にいったら人生終わり…?
なんだか、衝撃的な言葉です。私は通信制高校卒業者なのでこの言葉は聞き捨てなりません。(笑)
『通信制高校いったら人生終わり』についてまとめてみました。
目次
通信制高校にいったら人生終わるのか?
通信制高校にいって人生が終わりま……
せん!!(ほとんどの方が…!)
はい、通信制高校にいって人生終わりません。(ほとんどの方が…!)
終わってたまるか!って感じです。だって私、通信制高校卒業ですよ?そんなこと言うの本当辞めてください!ひどいですよ!!って声高らかに言いたいです。(><)
日本が超学歴&家柄&階級社会で、個人で企業したりビジネスを始めることが禁止されている国だったら終わっているかもしれません。ですが日本は資本主義で自由に仕事に就くことができますし、自分の能力や特技を発揮する仕事に就くことができる社会です。
人生は終わりません。
でも!!(ほとんどの方が…)と書いた通り、、
通信制高校を卒業した人の中でも【人生終わった人】と思っている人も一定数いますし、これからも続々とでてくると思います。
それは通信制高校だからではなく、どんな状況の方でも人生終わったと投げ出す人はいるからです。
学歴だけで言っても、中卒だから人生終わった、通信制高校だから人生終わった、高卒だから人生終わった、Fランク大学だから人生終わった、一流大学じゃないから人生終わった、一流大学だけど人生終わった、
どんな立場でも状況でも誰でも言えるんですよね。
状況は人それぞれです。人生終わったと考える人は、実際の現状関係なく、考え方の問題だからです。
考え方は人生の土台です。
では考え方についてみていきましょう。
本当に人生終わる人の特徴
通信制高校に行ったからといって人生は終わりませんが、どこにいようと人生が終わる人がいます。
人生終わる人の大きな特徴は『選択肢がない人』です。考え方・捉え方の選択肢がない人も含みます。
選択肢がないというのは、以下のことです。
✅うまくいっていないときも、自分の【今】の状況や考えに固執する
✅一つの価値観だけを信じている
✅新しい考えを取り入れることができない
人は生まれ育った環境や色んな人との出会いで、自分なりの考えや価値観を持って生きています。どのような考えの両親に育てられたかも影響は大きいでしょう。
『通信制高校に行ったら人生終わり』と考える方もいれば、全くそんなことを思わない方もいます。むしろ『通信制高校を選んで良かった!』とか『通信制高校に行けて幸せ!』と思っている方もいると思います。
どんな価値観や考えをもって生きるのも本人の自由です。ですが、自分が通信制高校を選択して、「通信制高校いったら人生終わりだよな〜」と思ったときに、考えや行動を変えられないと人生が本当に終わっていく恐れがでてきます。
通信制高校だけに限らず、人生終わるというのは自分がどん底だと思ったり不満がある状況にいるときに、捉え方を変えることができない。そして行動もすることもできずに『その場に居続ける人』のことだと思います。
『通信制高校にいったら人生終わり』と考える方は、きっと他にもっと自分の理想や望みがあったのだと思います。もしくは学歴が人生を大きく左右すると固く信じている状態かと思います。
目標や望みをもって人生を送っていくのはいいことです。ですが全てがうまく自分の思った通りになるとは限りません。希望する学校に行けなかったり、行ったとしても対人関係で苦しむこともあります。また予期せぬ出来事がやってくるかもしれません。
その時に、自分の望まないことを強く否定して受けいれられなくなると目の前に大きな壁ができて動けなくなってしまいます。
『こうじゃないとダメ』と強く思っていることは、100も1000もある可能性を自分でたった一つにして、そこでうまくいかなかったら、だめだと嘆くということなのです。
うまくいってないときに、今の考えや価値観に固執し続けるとその状況から抜け出せません。長い状態『人生終わった…もうだめだ…』と考えていたら、どんどん気力が失われてしまったり、鬱病など精神的疾患の恐れもあります。
人それぞれ価値観考え方が違いますが、うまく行かなくなったときに新しい考え方を自分の中に取り入れられるか?が大切です。
選択肢がないと自分を追い詰める
近年コロナ禍で飲食店の方、営業できなかったりと大打撃を受けています。その中でフェイスブックでショックな情報が流れてきました。
約40年、夫婦で飲食店を営んできたご主人がコロナ禍で営業できないことに強い怒りを感じたことと、急に収入を減少したことの不安と絶望から、自殺したとのことでした。
40年間、自分のお店を続けてきたのはすごいことです。きっとその仕事に誇りと自信を持ってやってきたのだと思います。同時に『自分はこれしかやってこなかった、これしかできない』という想いも強くそれが精神的に大きく追い詰めてしまったのではないかと思いました。
もしなにか、少しでも他の選択肢や新しい変化を受け入れられたらまた何か違ったかもしれません。
選択肢がないと執着し続ける
恋愛の話で例えると、『もう別れたほうがいい』と納得して別れると、初めは寂しかったとしても、また違う未来(新しい選択肢)に目を向けられます。
ですが『彼以上素晴らしい人はいない』と未練が多い状態で別れると、別れたあとも他のこと(新しい選択肢)に目が向けられません。気持ちに踏ん切りがつかず、辛さから抜け出せなくなります。相手に執着し、自分に対して自信を失い続けます。
『この人よりいい人はいない』と本気で信じているので大きなショックを受けるのは当然です。自分の人生の大切な部分が大きくかけ、一生、埋まることがないと思っているからです。
でもこれって本当でしょうか?自分がそう信じて考えてるだけで、『事実』ではありません。考え方が苦しみに向いているだけで、そう考えない人にとっては同じ状況でも全く違う精神状態のはずです。
同じ別れでも他の選択肢(趣味、新しい恋愛、やってみたかったこと等)に目を向けられるか、そうでないかで大きく変わってきます。
選択肢を多く柔軟にしなやかに生きる
例も含めて書きましたが、選択肢は重要です。
収入源が1つしかないと、そこが途絶えると精神的ショックが大きいです。かつ、もうそこ以外で稼げないという思いまであったら、誰でも『人生終わった』と絶望してしまうのではないでしょうか?
でも、もし収入源が2,3つあったら一つで働けなくなっても収入は得ることはできるので、ストレスも大幅に減少できるでしょう。そして何よりも自分の思考や考え方の中に様々な『選択肢』がすでにあるので今後と新たなことを始めたり、変化に対応してやっていけるはず✨
大切なのは、考え方です。辛いときや大変なときは誰にでもあります。ですがそれが長く続くようなら考え方や捉え方を自分で変えて行きましょう。
自分の心を大切にする考え方を!
通信制高校は今後ますます選択される
通信制高校を選択する学生はどんどん増えてきています。
【高等学校の生徒数】
出典:文部科学省(学校基本調査)資料
文部科学省が公表している資料をみると、少子化が加速している現在でも通信制高校に通う学生は増加しています。平成27年の5年前と比べたら令和1年では約1万人、約20年前の平成2年から比べたら令和1年では約3万人も入学している生徒が増えています。
少子化の状況でも通信制高校を選択している人が増え続けている大きな理由の一つに【価値観の多様化】があります。
少し前まで通信制高校は、全日制高校を卒業できなかった人、なにかトラブルがあった方が行くところという意識はあったかもしれません。ですが今は、『自分の時間を有効に使いたいから』と初めから通信制高校を選択している学生が増えていますし、『それもありだよね!』と認められています。
社会全体をみても、今までのように大学に行き、新卒で就職し定年まで働く。女性は結婚したら退職するという一昔前の日本パターンはもうありません。
何度も転職したり、会社に属さないで働いたり、出産後も働く女性もいれば育児に専念する方もいます。自分の望む選択を取れる社会になってきていると思いますし、今後も更に自由度は拡大していくと思います。
多様化している社会の中で、ますます通信制高校に通うことは【個性のひとつ】として認識されてくるでしょう。
自分で選択できる社会になった今、自分のしたいことや望むことを周りと比べず行うことが大切です。どんなに社会が変わっても、自分の考え方がみんなと同じでなければいけない、人と違ったことはすべきではないと自分を締め付けていたら意味がありません。
社会やなにか出来事に、窮屈感や不満感を感じているときは、実際の現実ではなく自分の捉え方を変えることが大切なのかと思います。
『通信制高校にいったり人生終わり』
この考えで苦しい方、不安な方も少しでも気持ちが軽くなって、自分らしく輝ける人生になりますことを応援しています✨
こちらの記事では私がかつて抱いていた学歴コンプレックスについてまとめています。良ければこちらの記事もご覧ください(^_^)
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こんにちは。 私は全日制高校を辞めて、通信制高校に通っていました。通信制高校に在学中は、進学のための勉強を進め、卒業後は大学に進学しました。 そんな私も通信制高校卒業という ...
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