通信制高校について

N高等学校の進学・就職率を改ざん!通信制高校の進路決定率の実態

2021年4月に、N高等学校が進学率・就職率を改ざんしていたと、ニュースになりました。

N高等学校といえば、2016年に設立されたばかりの新しい通信制高校ですが、はやいうちから学習のオンライン化やプログラミングの勉強に特化したことなどが話題になり、今注目を浴びている人気の通信制高校の一つです。

\N高等学校のHP画像/

 

開校当初は学生数が1,500人ほどでしたが、5年で学生数が約10倍となっていることからも、N高等学校の人気の高さと急成長ぶりを伺えます。

 

そのN高等学校が浪人生を進学したとして、カウント。また卒業後、予備校や学習塾に進んだ学生も進学とカウントし、進学率を公表していたことが大きな反響を呼びました。就職率でも同様のことが行われていたとのことです。

 

残念ながら通信制高校ではこのようなことがあります。この記事では就職率の実態について、裏側をご紹介したいと思います。卒業後は就職を検討している皆様にお伝えしたいことをまとめました。お役に立ちましたら幸いです。

 

目次

進路決定率の中身を確認しよう

通信制高校のホームページや公式パンフレットを見ると、【就職決定率、90%!!!】などと記載されていたり、もっと高い学校だと95%以上と記載しているところもあります。

 

高い就職決定率ですし、良さそう!と思うかもしれませんがここで意識したいことは、『就職先の中身』です。

 

どのような企業に就職している学生が多いのか?しっかり中身を見ることが大切です。

 

少し、ネガティブな話に聞こえてしまうかもしれませんが、実は、就職決定率は定義が曖昧なところでいくらでもごまかせるところなのです。(※注意※もちろんすべて学校がこのようなことをしているわけではありません)

 

『なぜごまかす必要があるの?』と思う方もいるかもしれませんが、通信制高校は1人でも多くの学生に我が校を選んでほしいと思っています。公立でない限り学生が入学してくれないと学校の運営はできなくなってしまいますから当然でしょう。

 

そのためアピールポイントとして、通信制高校側は、1%でも高い就職率、進学率、卒業率を維持したいですし、アピールしたいのです。

 

学校によっては、学生時代に働いていた、アルバイトをそのまま続けるという進路でも、進路先が決まったとして【進路決定率(就職率)】に含まれていることも!

 

もちろんアルバイト生活でも問題がなく、本人がそれでいいならいいのです。ですが進路決定率とか、就職決定率と書かれると、就職活動をして企業に就職したことをイメージする方のほうが多いと思います。^^;

 

通信制高校卒業後は、就職したいから進路決定率が高い学校を選んだのに、実際は就職活動をしている学生がほとんどいない!なんてことになってしまうかもしれません。(> <)

 

ポイント

進路先(就職先)は、どのようなところが多いのか?

どのような形態(正社員・派遣・アルバイト)での雇用なのか?

事前に聞いて確認しておきましょう。

公式パンフレットに進路先(就職した企業名)が、細かく記載されている学校も多いのでパンフレットで確認するのもおすすめです。

そして記載されてなくてわからないところは、学校側にきちんと問い合わせをして確認しましょう。

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専門的な企業と一般企業の就職率

将来、美容関係に進みたい!アニメ関係に進みたい!など専門的な分野に進みたい学生の就職率と一般企業に勤めたいと思っている学生の就職率は異なる場合があります。

 

学校の就職率は、専門課程を学んでいる方と学んでいない方のものが一緒にして出されている場合が多いです。

 

ポイント

コースごとの就職率、また一般企業の就職率など分野別の就職率を知ろう。

 

就職率が高いけれど、そのほとんどが専門課程を勉強している学生の就職率で、それらを選択していなかった自分は一般企業への就職したかったけど、求人先が非常に少なかった…ということもあるのでぜひ事前に確認したいところです。

 

 

学校にくる求人情報がどのくらいあるか?

就職活動は、自分で求人情報サイト等をみて行うこともできますが、学生でしたら学校にくる求人情報を利用して就職する方がおすすめです。

 

企業が『この学校の生徒がほしい』と思っているので一般的な就職求人サイトなどを利用するより有利で、そのような求人先に就職活動できるのは学生のメリットです。

 

中には新卒採用がメインな会社ありますし、学校にくる求人情報が大切なポイントです。

ポイント

学校にどのくらい求人サイトがくるのか事前に確認しましょう。

企業と学校の信頼関係もあるので、学校によって求人情報の数や中身が異なります。

学生・新卒を活かせる就職活動ができるか、チェックです!

 

まとめ

いかがでしたか?

N高等学校のように知名度があり、人気の通信制高校でも数字の改ざんが行われているというニュースがでたことにより、このようなことは多くあると考えていいでしょう。

 

就職率や進学率がとても高い!と謳っている通信制高校も多くありますが、その中身や実態を事前に確認しておくことで入学後に『話とちがう!』などの不信感を抱かずに過ごせるかと思います。

 

そして最後に大切なことを一つ✨各学校が就職サポートが充実さや就職率の高さをアピールしていますが、就職活動をするのは学校ではなく、その学生本人です。学校に過度の期待をせず、自分で積極的に行動して、内定を掴みとる意識が大切です。

 

あなたの学校生活と就職活動を応援しています✨!!最後までお読みいただきありがとうございました。

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